最近の断熱サッシはすごい

現在打合せ中のお客様のお宅は
三重ガラスの樹脂サッシ、
「トリプルシャノン」を採用します。

最近の断熱サッシはすごい


住宅の快適性に窓の断熱性能はとっても重要です。

住宅の中で熱の出入りの一番大きな箇所が
サッシなどの開口部分なのです。

最近の断熱サッシはすごい
(YKKAP:プラマードUのカタログより拝借)


つまり、
窓の断熱性を上げれば
それがそのまま
快適性にも、省エネ性にもつながります。



で、
窓の種類にもいろいろありまして、
その断熱性能もピンからキリまであります。


窓の熱貫流率(熱の伝わりやすさ)である
U値を比較してみますと、


アルミ樹脂複合サッシのペアガラス U=3.49
アルミ樹脂複合サッシのLow-Eペアガラス U=2.33
樹脂サッシのLow-Eペアガラス U=1.7
樹脂サッシのLow-Eアルゴンガス入り U=1.5
で、今回の
樹脂サッシトリプルガラスLow-E2枚にアルゴンガスが入って U=1.23

となります。


U値で比較してみてもちょっとわかりにくいですので、
実際のプランに当てはめてみますと

トリプルシャノンで計画中のKさま邸、
家全体の断熱性能である外皮平均熱貫流率は
0.43W/(㎡K)
です。


松本の地域区分4で基準値は
0.75W/(㎡K)、

北海道で
0.46W/(㎡K)
ですので
すごくいい断熱性能です。



これを単純に
アルミ樹脂複合サッシペアガラスに替えてみると
0.62W/(㎡K)
になりました。


これを光熱費シミュレーションで比較してみますと・・・
(太陽光発電は除く)

トリプルシャノンの場合、
年間光熱費167,269円

アルミ樹脂複合サッシペアガラスの場合、
年間光熱費176,555円

その差は年間9,286円。

    
ん・・・?

思ったほど大した差にならない?


しかし、実際に生活してみますと
冬の暖房時などに
ガラス面からの冷輻射によって感じる寒さは
だいぶ違います。



そんなわけですので
サッシは断熱性能が高いものが絶対いい!!

という結論を力強く宣言したかったんですけど、
おかしいな~・・・。

もうちょっと劇的な差が・・・。






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プロフィール
tenchoホリエ
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堀江謙一
外断熱と自然素材にこだわった堀江工務店にて家族のための家づくりを日々探求して一級建築士兼営業兼ゲンバの片付けその他いろいろで稼働中。
こちらのブログではプライベートの山登り、岩登り、その他どーでもいいことなどをつづります。
お仕事のブログは堀江工務店のホームページへ引っ越しました。
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