住宅ミスマッチの解消のために

「移住・住みかえ支援適合住宅の説明会」
に出席でアルウィンへ。


一般財団法人移住・住みかえ支援機構
「マイホーム借り上げ制度」関係の説明会でした。


「マイホーム借り上げ制度」とは
50歳以上かたの家を
最長で終身にわたって借上げて
空き家保証をつけて転貸し、
安定した賃料収入を保証するものです。


住宅ミスマッチの解消のために
(一般財団法人移住・住みかえ支援機構さんのサイトから借用しました)


いま、「住宅のミスマッチ」というものが問題となっています。

高齢者のかたがご夫婦や単身で
広い家に住み、
お子さんの多い若い世帯のかたが
狭いアパートで住んでいる、
と言う状態で

高齢者さんは広い家の維持管理に追われて
大きな家をもてあまし、
若いご家族さんは
狭くて不便な生活を強いられています。


そこで
そんなミスマッチの解消として
「マイホーム借り上げ制度」ができました。

これにより
高齢者さんは自宅を売却することなく
住みかえや老後の資金として活用することができます。

若いご家族さんは、敷金・礼金がないなど、
優良な住宅をお安い家賃で借りれる、
というわけです。


そんなご両者さんの間に立つのが
移住・住みかえ支援機構さんなのです。


住宅を借り上げるにあたって
耐震性など一定の性能が必要になります。

で、そのへんの性能をクリアして、
認定を受けた住宅が
「移住・住みかえ支援適合住宅」
と言うものなわけです。



たとえば、
家を建てられるかたの動機として、
「お子さんが生まれた」
「お子さんが成長して手狭になった」
と言うものがけっこう多いです。


で、
家を建てるにあたっては
「通学、通勤に便利な土地」
でしたり
「子供部屋や子育てなどを重視した間取り」
などが重要項目になります。


で、まあ20年くらいたって
お子さんが巣立っていったとしましょう。


人生今や80年。


あと40年くらいある残りの人生ですが、
ご夫婦ふたりになって
退職もされると、
生活スタイルとご自宅の仕様がだいぶ違ってしまいます。


そんなこんなで生じてくるミスマッチ。


ところが売却して移住しようとしますと、
築20年の家ともなりますと
資産価値なんかほとんど見てもらえず
土地の評価額だけ。

ともすれば
「更地にしないと売れません」
とか言われて
解体費用の持ち出しまで発生するかもしれません。


これが賃貸できたとすれば
家賃8万円×12ヶ月×20年=1920万円
という皮算用にもなるわけです。


今、お若いかたの中には
古民家とか、
そこまで古くなくても
昭和っぽいレトロなのがウケてますので、
こういった住宅にはニーズがあるかもしれません。


で、
所有したままですので
最終的にはお子さんに相続できると、

なにやらいいことずくめのような気もしますが・・・。


ま、こんな制度もあるということで
興味のあるかたはお問い合わせください。


というお勉強でした!




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堀江謙一
外断熱と自然素材にこだわった堀江工務店にて家族のための家づくりを日々探求して一級建築士兼営業兼ゲンバの片付けその他いろいろで稼働中。
こちらのブログではプライベートの山登り、岩登り、その他どーでもいいことなどをつづります。
お仕事のブログは堀江工務店のホームページへ引っ越しました。
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