きのうはイザットハウス新年総会でした。


そこで新建ハウジングの編集長、三浦祐成さんのお話と、
建築家、伊礼智さんのお話しをお聞きしたのですが、

これがま~あ、
目からウロコ、ぼろぼろ落ちまくりの
勉強になるお話しでした。



その中でも
「この視点は今までなかった!」
というお話しは、

環境問題に対して(だけかな?)
住宅の作り手にはもちろん
義務と責任があると自覚しているつもりですが、

建てるお客さまにも義務と責任がある、

ということ。



家をつくる際には
それは大きなエネルギーを必要とするわけですが、
それ以上に生活していく中で
排出する二酸化炭素量はもっと大きくなります。


(某邸CASBEEの評価結果より)

つまり、どんな家を建てるのか?
おひとりおひとりのこの選択が、
地球温暖化にひょっとすると
小さくない影響を与えることになるのです。


全国地球温暖化防止活動推進センターさんから転載



たとえば家の大きさ。

広ぉ~いリビングに、
二間つづきの和室、
十分すぎるほどの収納や、
広くて居心地良すぎの引きこもり向き子ども部屋。

ほんとうにその大きさが必要でしょうか?


家の大きさは
資源としての材料の量を左右して、
冷暖房照明などのエネルギー消費も左右します。


家を建てるということは、
この家具はこれからの自分の人生に必要なものか?
このタンスの中の洋服は、この先着ることがあるのか?
この全巻コンプリートしたマンガ本から、この先なにかを得ることがあるのか?
など
ご自分の生活を整理してみるチャンスかもしれませんよ。


今の生活をそのまま新しい家に持ち込むのか?
新しい家で、どのような生活をするのか?


想像力をもって検討してみる、
ということは少なくともお客さまの義務かもしれません。



もちろん、ワタクシたち作り手には、
お客さまにこれらのことを理解していただき、
検討のための材料を提示する義務と責任があるわけですね。


<コウテイペンギン>温暖化進むと今世紀末には絶滅も
という今日のニュースがありました。


未来の子どもたちのために、
ワタクシたちの義務と責任は
確実に重たくなってきていますよ・・・。


タグ :環境

プロフィール
tenchoホリエ
tenchoホリエ
堀江謙一
外断熱と自然素材にこだわった堀江工務店にて家族のための家づくりを日々探求して一級建築士兼営業兼ゲンバの片付けその他いろいろで稼働中。
こちらのブログではプライベートの山登り、岩登り、その他どーでもいいことなどをつづります。
お仕事のブログは堀江工務店のホームページへ引っ越しました。
< 2009年01>
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
過去記事
オーナーへメッセージ
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8