刀傷のきざまれた門
2010/01/18
松本市寿にて塀を改修中のお客さま宅。
庭にものすごい立派な門があります。

実はこの門、
もともとは松本市神林の野口庄三郎さんという
かたのお屋敷の門だったものを移築してきたものだそうです。
で、
この野口庄三郎さんというお方、
信濃屋庄三郎さんとも言って
江戸城本丸が消失して新造した際に
用材を供給して大金持ちになったかたらしく、
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusさんより引用)
すごいですよ、
村井から山形村の方まで
自分の敷地を通って行けたというくらいの
お金持ちさんだったそうです。
ところが幕末、
木曽騒動という米騒動の打ち壊しがあり、
この野口さんのお宅も焼き討ちにあったそうなんです。
そのときの傷跡がこちら

柱に残る刀傷と、
門を開けるために扉をたたき壊した穴のあと。
スゲー、
スゲーよ、
凄いです!
ワタクシ恥ずかしながら
松本に野口庄三郎さんという有名人がいたと言うことも、
木曽騒動などという事件があったということも、
この年になるまで知りませんでした!
この門の前で、
木曽の抑圧されたみなさんが
「コメの買い占め許すまじ!」
と、
野口家を守る人と戦ったわけですね。
そうするとチャンバラとかじゃなくて
少なくとも一方は
鎌とか鍬とかなのかなあ・・・?
そんな歴史の跡が
こうして生々しく目の前に残っていることに感動です!
歴史ロマンだ!!
庭にものすごい立派な門があります。

実はこの門、
もともとは松本市神林の野口庄三郎さんという
かたのお屋敷の門だったものを移築してきたものだそうです。
で、
この野口庄三郎さんというお方、
信濃屋庄三郎さんとも言って
江戸城本丸が消失して新造した際に
用材を供給して大金持ちになったかたらしく、
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusさんより引用)
すごいですよ、
村井から山形村の方まで
自分の敷地を通って行けたというくらいの
お金持ちさんだったそうです。
ところが幕末、
木曽騒動という米騒動の打ち壊しがあり、
この野口さんのお宅も焼き討ちにあったそうなんです。
そのときの傷跡がこちら

柱に残る刀傷と、
門を開けるために扉をたたき壊した穴のあと。
スゲー、
スゲーよ、
凄いです!
ワタクシ恥ずかしながら
松本に野口庄三郎さんという有名人がいたと言うことも、
木曽騒動などという事件があったということも、
この年になるまで知りませんでした!
この門の前で、
木曽の抑圧されたみなさんが
「コメの買い占め許すまじ!」
と、
野口家を守る人と戦ったわけですね。
そうするとチャンバラとかじゃなくて
少なくとも一方は
鎌とか鍬とかなのかなあ・・・?
そんな歴史の跡が
こうして生々しく目の前に残っていることに感動です!
歴史ロマンだ!!
この記事へのコメント
はじめまして。
野口庄三郎の子孫です。
そうですか、打ち壊しにあったんですね。
(でもそんな金持ちではありません)
庄三郎さんも子供のころは赤貧だったそうですよ。
ただ、葉っぱ一枚みても、これはどこの山のものだ、と特定できたそうで。
Posted by 嘉雄 at 2010年08月25日 12:49
嘉雄さん、こんにちは。
そうですか、子孫のかたですか。
門だけでなく、まわりの装飾も凝っていて、スゴイな~と、感心しました。
1代でこれだけのことが出来るなんてすばらしいご先祖様ですね!
Posted by tenchoホリエ
at 2010年08月26日 18:47